2017年 06月 17日
柏島・抱卵/産卵の季節
6月に入ると、海の中は多くの魚たちが産卵時期になる。
滅多に泳いでいる姿を見ないカエルアンコウ。お腹がぷっくり。メタボではありません。
小さなミジンベニハゼ。エラからお腹の辺り、オレンジ色の卵が透けて見えている。
お腹が重そうなアカハタ。
こちらは既に産卵済み。岩に植え付けられたクマノミの卵。
卵に近寄ると、小さな魚も果敢に対抗して噛みついてくる。邪魔してごめんね。
クマノミは口や胸ビレで新鮮な海水を送ってやったり、せっせと世話をする。
ハッチアウト寸前のクマノミの卵。
実際にこの時期の海の中は、ミリ単位のとてつもなく小さな魚たちに溢れている。
途方にくれるほど無数の魚たちの中で、成魚まで大きくなれるのは、どれくらいの奇跡なんだろうか。
オトメベラの集団産卵。空に向かって集団で放卵・放精を繰り返す。
そして放卵されたばかりの卵をバックバク食べるメジナたち。
写真では分かりにくいが、メジナは100匹以上群れになっていた。
繰り返される放卵と捕食。それでもベラが絶滅することはなく、命を受け継いでいくのだ。
by Koh_Chang
| 2017-06-17 23:09
| ダイビング