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THIS IS IT

遅ればせながら、今更説明の要らない「THIS IS IT」を観た。タイムリーには機会を逸してしまったものの、高槻で今頃上映しているのを知り、急いで観に行った。

マイケルの全盛期、私は洋楽大好き少女であり、マイケルの曲も好きだった。しかしどんどんロック一辺倒になっていき、ハードロック、ヘビメタに走り、最後には時代が遡り、ツェッペリンで終わった。洋楽をあまり聴かなくなった頃には、マイケルのスキャンダラスな面ばかりが報道されて、既に過去の人になってしまったとしか思えなくて、突然の死もその延長に感じていた。

この映画を観て、気づかされた。
何て人が亡くなってしまったのだろうか、と。

数年前、SMAP×SMAPでサプライズ出演した時、正直その姿に驚き、この人はあっちの世界にいってしまった人かと思ってしまった。だが、スクリーンには、私がロック少女だった頃に見たマイケルがいた。声、ダンス、全てがそのままのマイケルだった。

私は何を誤解していたのだろうか?

マイケルは才能にあふれた最高のエンターテイナーであり、まさにKingであった。裏では常にスタッフに気を配り、ファンの気持ちを考え、愛にあふれる人だった。
このロンドン公演が実現していれば、それはもう素晴らしいステージであったに違いない。

このリハーサルの影で、マイケルの身体は薬に頼らざるを得ない状態であり、最後の悲劇を思うとますます哀しくなる。
マイケルを死に追いやったのは、我々ではないのかと。

人は亡くなってから伝説になる。
マイケルには早すぎた。その事にようやく気づかされた。
by Koh_chang | 2010-01-15 23:23 | 雑記