2010年 01月 15日
THIS IS IT
マイケルの全盛期、私は洋楽大好き少女であり、マイケルの曲も好きだった。しかしどんどんロック一辺倒になっていき、ハードロック、ヘビメタに走り、最後には時代が遡り、ツェッペリンで終わった。洋楽をあまり聴かなくなった頃には、マイケルのスキャンダラスな面ばかりが報道されて、既に過去の人になってしまったとしか思えなくて、突然の死もその延長に感じていた。
この映画を観て、気づかされた。
何て人が亡くなってしまったのだろうか、と。
数年前、SMAP×SMAPでサプライズ出演した時、正直その姿に驚き、この人はあっちの世界にいってしまった人かと思ってしまった。だが、スクリーンには、私がロック少女だった頃に見たマイケルがいた。声、ダンス、全てがそのままのマイケルだった。
私は何を誤解していたのだろうか?
マイケルは才能にあふれた最高のエンターテイナーであり、まさにKingであった。裏では常にスタッフに気を配り、ファンの気持ちを考え、愛にあふれる人だった。
このロンドン公演が実現していれば、それはもう素晴らしいステージであったに違いない。
このリハーサルの影で、マイケルの身体は薬に頼らざるを得ない状態であり、最後の悲劇を思うとますます哀しくなる。
マイケルを死に追いやったのは、我々ではないのかと。
人は亡くなってから伝説になる。
マイケルには早すぎた。その事にようやく気づかされた。
by Koh_chang
| 2010-01-15 23:23
| 雑記