2008年 06月 06日
柏島・その1
勤崎にて。
クマノミやキンギョハナダイが沢山群れていて、とても綺麗。
クマノミの群には1組の雄と雌のペアと複数の若魚や幼魚がいる。手前にいる尾が白いのが群で1番大きい雌で、黄色いのが雄。雌が死ぬと、雄が雌に性転換し、体の一番大きな若魚が雄になる。若魚は全て雄だが、雌の次に大きい本物の"オス"にならないと繁殖できない。おお、厳しい世界ですな…。
クマノミは好奇心旺盛なのか、勝ち気なのか、必ずこっちを見に来る様子が可愛い。
コガネスズメダイが何か怒ったような表情で岩の前をクルクル回って離れない。近づいたら普通なら逃げてしまう魚なのに。
その岩には緑色の卵がびっしり張り付いており、全身全霊で守っているのだった。
健気やわ…。
健気さではこちらも負けない。キンセイイシモチが口内保育中。
雄がオレンジ色の卵塊を口の中いっぱいにほおばって、外敵から守っている。口を開けているのは、新鮮な海水が当たるようにするため。孵化するまでの10日ほど、自分は何も食べず、ずっと大切に保護している。お腹が空いて、ちょこっと卵を食べることはないん?と思ってしまうが、卵は粘性の糸で繋がり一塊りになっているため、飲み込んだりすることはないそうな。
by Koh_chang
| 2008-06-06 23:38
| ダイビング