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岩魚の骨酒を求めて

ヤナッチ兄弟と岩魚を求めて奥美濃の山へ。
11年ぶりの再訪だが、果たしてパラダイスは残っているのだろうか。
「クマ出没注意」の看板。熊鈴つけているけど、最近の熊には役に立たないようだ・・・。
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GPSを駆使して山頂から道なき沢を下る。これ、成長し過ぎたコゴミじゃないかしら。
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源頭の細い水流に、岩魚が走る。さっそく竿を出すが、水深が浅すぎてルアーが走らない。
両側から木々が垂れ下がり、フライが振れない。
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で、結局源頭の正しい釣り方。金魚すくいならぬ、岩魚すくい。パラダイスは健在なのだ。
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繰り返すうちに、要領が分かってきた。大物はほぼ岩陰から逃げない。そ~っと近づいてストックでそっと触ると、網にすっと入ってくる。そっそっす~っですわ。そっそっす~。
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この方式で、まさかの2匹すくい。何とも美しい岩魚さま。
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テン場近くの、とてつもなく大きなトチノキ。樹の下に立って両手いっぱい広げても、自分のちっぽけさを感じるだけ。人知れず山奥に、何百年もじっと佇み生きる強さ。少し力を下さいと、大きな幹にそっと触れた。
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兄弟が釣りにでかけると、雨が降り出した。にわか雨かと思いきや、1時間ほど本降りになり、薪がずぶ濡れになってしまった。このまま雨が止まなかったら、焚き火が出来ないではないか・・・

辺りが薄暗くなる頃にはほぼ止んだ。濡れた薪でどうやって焚き火を作るか。沢屋の腕の見せ所。
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おお!弟くんお見事!塩焼きと骨酒用の岩魚を炙る。塩焼きは大きな個体で食べごたえあり。
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岩魚の刺身。わさび醤油と漬け丼仕立て。コリコリのプリプリ、本当に美味しい。
写真はないけど、この後に岩魚のチャンチャン焼き。ご飯がすすむすすむ。やばい。弟シェフ、ありがとう!!!
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そして、岩魚の骨酒。本当はミイラになるまで炙った方がいいけれど、もう待ちきれなくて。
香ばしい旨味が日本酒に溶け出して、ああああああ、旨い。旨い。旨い。
なんと下戸の兄弟は、一口たりとも骨酒を呑まない。人生損していると思うけど。
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今回、モンベルのドームシェルターを初使用。自立式なので設置楽々。ツエルトより快適。フライがなくても雨漏りしなかったが、朝は結露した。弟は沢屋らしくブルーシートに寝袋だけ。だが防寒着も持ってなかったようで、寒くて寝れなかったらしい。多分次会う時には、ユニクロのULダウン買ってるやろな(笑)


翌日につづく・・・
by Koh_Chang | 2017-06-11 23:47 |