こうちゃんの部屋

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ファーストペンギン

NHK『あさが来た』にはまっている方、大勢いらっしゃいますよね。私もその一人。
随分前の放送分になりますが、五代さんがあさのことを「ファーストペンギン」って呼んでました。
ふむふむ、って納得してたんですけど。

先日読んだ本に、たまたまこんな記載があって、びっくりぽん!
V.B.マイヤーロホ著『動物たちの奇行には理由がある』より引用しますね。

『…テレビなどでペンギンが流氷や絶壁から次々に海へ飛び込むシーンがよく放映されていますが、飛び込む前は落ち着かなく上に行ったり下に行ったり、よちよち歩きながら躊躇しています。彼らが躊躇するにはきちんとした理由があります。それは深くて暗い海には危険がいっぱいあるからです。飛び込んだ先に腹を空かしたヒョウアザラシやシャチがいたら、ひとたまりもなく彼らの餌食になってしまいます。しかし怖がって海に入らなければエサをとることができません。』

五代さんは、ここでリスクを恐れず最初に海に飛び込む勇気あるペンギンのことを、ファーストペンギンといい、あさのことをファーストペンギンだって言ってましたね。

本の続きです。

『あまりに長く飛び込むのを躊躇していると、ペンギンたちは乱暴にも仲間の一匹を海に突き落とします。そして、突き落としたペンギンが生きているのか、それとも血しぶきをあげて皮膚の破片を残して死んでしまったのかを注意深く観察するのです。後者の場合、仲間を突き落としたペンギンたちはどんなに自分の足が冷たくなっていても、内心では喜んで再び長い間陸上で待機します。そして仲間たちは再び集まり、もう1回テストとして群れの誰かを海に突き落とすのです。』

えええええ!

実際はどうなのかな、とざっと探したところ、NHKのサイトに「南極 次々と海に飛び込むペンギン」の動画がありました。確かに最初の一匹が飛び込むまでに、体当たりしたり、先頭のペンギンを突いている奴がいます。厳しい自然界では、図らずもファーストペンギンになってしまうこともあるって事ですね。

ちなみに、著者は「基本的な物理学の法則を使いペンギンの体内に起こる圧力を計算し、詳細な報告『ペンギンがうんこする際に生じる圧力:鳥類の排便における計算(Pressures produced when penguins pooh—calculations on avian defaecation)』にまとめたこと」で2005年のイグ・ノーベル「流体力学賞」を受賞しています。冒頭に紹介した本は、さすがイグ・ノーベル賞受賞博士のエッセイとあって、びっくりぽん情報満載で面白かったですよ~
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by Koh_Chang | 2016-01-16 17:48 | コトバの備忘録 | Comments(0)