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原始ヶ原

8/14 曇り時々晴れ

山と高原地図「大雪山」の十勝岳の南に、「原始ヶ原」という場所があり、「このコースは殆ど登山者がいないので原始の静かな湿原を楽しめる」って記載されている。途中から難路を示す赤破線マークとなっており、終点は沼がある模様。

どんな所か行ってみようかとググったところ、どうも長靴がないと歩けないようだ。慌ててスーパーで長靴を調達し、散策へ。

道中の白樺林が爽やか。
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沢の水はとてつもなく冷たい。沢を渡った辺りから、ぬかるみが激しくなってきて、長靴に履き替える。
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湿原が出てきたよ。
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手作りの鐘があったので
ゴーンゴーンと鳴らしてみた。

熊よけになるね。


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あれま

誰ですか、
うちの炊飯器のお釜を
鐘にしてしまったのは。


池塘は思ったより少ない。
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とにかく広い湿原で、すべて地面はぬかるみの中。木道は一切なく、まさに原始のまま。
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湿原の代表的な植物のひとつ、モウセンゴケ。
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ウメバチソウも
辛うじて残っていた。

原始ヶ原_c0018489_1863375.jpgまるで田んぼのような
長靴が潜るくらいのぬかるみが続く。

モウセンゴケやらなんやら、
踏みまくってしまった。避けて歩けない。

我々以外、人の気配はない。
いつクマに出合ってもおかしくない雰囲気。

原始の姿を残すためにも、
あまり人は入らない方がいいよね・・・


原始ヶ原_c0018489_18155251.jpgコース終点の五反沼を
目指すつもりで来たのだが、
湿原と湿原を結ぶ森の中の笹薮が
全て背丈を越える高さで、
しかも踏み跡がほとんどない。

半端ない藪漕ぎで
本当に大変だった。
GPSがあって良かった・・・

藪漕ぎ、湿原、藪漕ぎ、湿原を何度も繰り返す。
正直、いい加減懲りてしまった。
残念ながら同じような景色だし、途中で引き返すことにした。
原始ヶ原_c0018489_1820369.jpg

北海道には、人を寄せ付けない原始の森が、まだ沢山眠っているでしょうね。
by Koh_Chang | 2015-08-14 15:04 |