2009年 06月 07日
ミヤマキリシマ・その2
気持ちのよい朝。
大船山に向かう。
振り返ると中央に
坊がツルが広がる。
右には雲海、
左には
噴煙あげる硫黄山。
確かに崩れたような斜面に
ミヤマキリシマが
咲いているのが見える。
坊がツルから1.5時間で稜線に出る。
この段原周辺は、
ミヤマキリシマの
名所のひとつ。
段原から大船山を見る。
段原から北大船山。
大船山から段原方面を
振り返る。
火山口みたいだな、と
思ったら
やはりそうだった。
だからこの辺りに
ミヤマキリシマが咲いているんだね。
意気揚々と大戸越に到着。…あまりにもの人の多さに驚愕。別ルートで来た人達が一同にここに集結するのだ。
頂上に向かって長蛇の列。休憩しているうちに減るかな、と思いきやどんどん伸びて、とうとう上り口まで列がきた。
行列が大嫌いなヤナッチ。さてどうする?
ここまで来て帰ったら、一生後悔するかもしれない。
並ぼう。
30分で着く頂上まで2時間かかると聞き、諦めて降りてくる人たちも出てきた。並んでいる間も、ヤナッチは文句タラタラ。だまりんしゃい。
上り専用道があるのだが、途中とっても易しいロープの箇所が、どうしてもつっかえてしまうようだ。
でも
そんな待ち時間を
忘れてしまうほど
別世界が
待っていた。
大戸越を見下ろす。
一面
桃色の絨毯。
更に奥の
平治岳
頂上付近。
桃色吐息。
丁度満開で
人もいっぱい。
どこかの
公園に
いるみたい。
これが自然に
咲いているとは
すごいことだ。
三俣山と
坊がツル湿原。
もっとゆっくり愛でていたいけれど
すっかり予定時間オーバーになっているため、下山開始。
テントを畳んで、坊がツルに別れをつげた。
駐車場に着いたのは、17時頃。こんな温泉地に来ているというのに、一風呂浴びる暇もなく、泣く泣く岐路につく。別府で砂蒸し風呂に行こうと企んでいたが、それも夢と消えた。
でも、こんな素晴らしいミヤマキリシマを見れたので、よしとしよう。
温泉はいつでも入れるもんね。
本当に本当に、行ってよかった。行けてよかった。
by koh_chang
| 2009-06-07 22:57
| 山