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ミヤマキリシマ・その2

「ミヤマキリシマはツツジの一種で、九州にだけ分布する。火山活動により生態系が撹乱された山肌で優占種として生存できる。逆に火山活動が終息し植物の遷移によって森林化が進むと、優占種として生存できなくなる。」
ミヤマキリシマ・その2_c0018489_2310467.jpg気持ちのよい朝。
大船山に向かう。

振り返ると中央に
坊がツルが広がる。
右には雲海、
左には
噴煙あげる硫黄山。

確かに崩れたような斜面に
ミヤマキリシマが
咲いているのが見える。


ミヤマキリシマ・その2_c0018489_23102064.jpg坊がツルから1.5時間で稜線に出る。

この段原周辺は、
ミヤマキリシマの
名所のひとつ。

段原から大船山を見る。


ミヤマキリシマ・その2_c0018489_23164637.jpg

段原から北大船山。


ミヤマキリシマ・その2_c0018489_23211161.jpg
大船山から段原方面を
振り返る。

火山口みたいだな、と
思ったら
やはりそうだった。
だからこの辺りに
ミヤマキリシマが咲いているんだね。


ミヤマキリシマ・その2_c0018489_2326482.jpg意気揚々と大戸越に到着。…あまりにもの人の多さに驚愕。別ルートで来た人達が一同にここに集結するのだ。

頂上に向かって長蛇の列。休憩しているうちに減るかな、と思いきやどんどん伸びて、とうとう上り口まで列がきた。

行列が大嫌いなヤナッチ。さてどうする?
ここまで来て帰ったら、一生後悔するかもしれない。
並ぼう。

30分で着く頂上まで2時間かかると聞き、諦めて降りてくる人たちも出てきた。並んでいる間も、ヤナッチは文句タラタラ。だまりんしゃい。


ミヤマキリシマ・その2_c0018489_23273662.jpg上り専用道があるのだが、途中とっても易しいロープの箇所が、どうしてもつっかえてしまうようだ。


でも
そんな待ち時間を
忘れてしまうほど

別世界が
待っていた。


ミヤマキリシマ・その2_c0018489_23284472.jpg

大戸越を見下ろす。
一面
桃色の絨毯。


ミヤマキリシマ・その2_c0018489_2355158.jpg
更に奥の
平治岳
頂上付近。

桃色吐息。




ミヤマキリシマ・その2_c0018489_2355111.jpg
丁度満開で
人もいっぱい。

どこかの
公園に
いるみたい。

これが自然に
咲いているとは
すごいことだ。


ミヤマキリシマ・その2_c0018489_23553456.jpg
三俣山と
坊がツル湿原。



もっとゆっくり愛でていたいけれど
すっかり予定時間オーバーになっているため、下山開始。
テントを畳んで、坊がツルに別れをつげた。

駐車場に着いたのは、17時頃。こんな温泉地に来ているというのに、一風呂浴びる暇もなく、泣く泣く岐路につく。別府で砂蒸し風呂に行こうと企んでいたが、それも夢と消えた。

でも、こんな素晴らしいミヤマキリシマを見れたので、よしとしよう。
温泉はいつでも入れるもんね。
本当に本当に、行ってよかった。行けてよかった。
by koh_chang | 2009-06-07 22:57 |